プラセンタとは・・
ここ数年で急激で急激に注目を浴びたプラセンタ。コラーゲンと並び、入っているだけで美容にいいという認識がある方が多いのではないでしょうか。実際に健康食品や化粧品を選ぶ際に入っているかいないかで判断している方もいると思います。
では、具体的に「プラセンタって何?」と聞かれて答えられるでしょうか。
答えは「わからない!」という方にプラセンタについてご紹介していきます。


プラセンタ(Placenta)とは、直訳すると「胎盤」という意味です。女性が妊娠時、子宮内にできるあの胎盤のことです。 胎盤は、へその緒を通じて母体と胎児を繋ぎ、出産までの10ヶ月に満たない短期間の間に発育するために必要な呼吸や栄養素などの受け渡しを行う重要な器官です。だからこそ、体にいい成分が多いのは自然なことなのです。
※通常、健康食品や医療に用いられているのは馬や羊などの胎盤になります。
プラセンタの歴史
日本におけるプラセンタの認知度は高まってきていますが、それも最近かと思われます。実は歴史的にみると古くから使用されています。紀元前400年頃にギリシャで医療に用いられ、エジプトの女王クレオパトラやフランス王妃マリー・アントワネットも美容・健康ために使っていたと伝えられています。
中国でも秦の始皇帝が不老長寿の薬として用いていたものが、その後「紫河車(しかしゃ)」という名で漢方として広まり、日本でも江戸時代に紫河車を配合したものが滋養強壮・不老長寿の薬として使われていました。
20世紀に入り、抽出技術が進み、様々な研究の元、プラセンタの効果が実証され、これからも研究・応用が期待されています。
そもそも動物たちの中には、出産後胎盤を食べる習慣をもったものもいます。理由として、出産のにおいをいち早く消し、外敵に悟られないようにするためという説もありますが、産後大きく消耗した体力を栄養豊富で自然治癒力を回復させる効果があると本能的に知っているからとされます。
20世紀に入り、抽出技術が進み、様々な研究の元、プラセンタの効果が実証され、これからも研究・応用が期待されています。
そもそも動物たちの中には、出産後胎盤を食べる習慣をもったものもいます。理由として、出産のにおいをいち早く消し、外敵に悟られないようにするためという説もありますが、産後大きく消耗した体力を栄養豊富で自然治癒力を回復させる効果があると本能的に知っているからとされます。

プラセンタの種類
医療や健康食品、化粧品に利用されるプラセンタですが、抽出対象によって多少異なってきますので、選ぶ際のポイントになると思います。
【 豚プラセンタ 】
BSE問題により牛由来のプラセンタが禁止になったため、プラセンタの中でも最も多く流通しているが豚由来のプラセンタです。 一度に産む数も多く、年に2回出産時期があるため安定して大量のプラセンタが確保できる利点があります。
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【 馬プラセンタ 】
豚より胎盤が大きく、一度に一頭しか出産しないこともあり、豚プラセンタの数百倍ものアミノ酸が含まれているほか、豚プラセンタには存在しない種類の成分も確認されています。また臭いの面でも優位性があるとも言われています。 効果的で安全な反面、高級なものとして扱われています。
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【 羊プラセンタ 】
羊プラセンタは海外で人気のプラセンタです。羊も馬同様に病気にかかりにくく、安全性は高いと考えられていますが、利用には制限があるため流通用はすくないです。
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【 ヒトプラセンタ 】
ヒト(人間)の胎盤から抽出されたプラセンタです。 効果、安全面共に非常に優秀ですが、「プラセンタ療法」として医療機関でのみ使用や処方が許可されております。 現在では、美容クリニックや皮膚科等で美容目的のために注射するケースを増えていますが、全額自己負担となりますので、大変高価です。
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プラセンタの種類(番外編)
厳密にはプラセンタではないものの似たような成分を持っているため総じてプラセンタとよばれるものがあります。また動物由来のプラセンタは臭いが苦手という方も試しやすいです。
【 マリンプラセンタ 】
魚(鮭)由来のプラセンタで、海洋性プラセンタとも呼ばれます。 魚に胎盤はありませんが、卵巣膜を使用しています。アミノ酸が豊富で動物由来のプラセンタに含まれないものもあり美肌効果が期待されます。 ただし、マリンプラセンタには成長因子が含まれていません。
【 植物性プラセンタ 】
植物には胎盤も卵巣膜もありません。植物の胎座という部分を用いています。 こちらも厳密にはプラセンタと呼べませんが、安全性が高く、動物由来のプラセンタと同様の効果が期待できます。ただし、マリンプラセンタと同じく成長因子が含まれていません。
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